I am 吸血鬼。


ランと先ほどの五人を残し、皆が退出すると、

「ってことで、これから頼むね〜

ちなみに、リュウとシャンは私の側近だから〜
リオはだいたい私の側にいるから〜アデンは懐刀にしたいからケレスかヒューズが護衛しま〜す。
で、アレンは武官達よろしく〜」

にこやかに言うと、

「「ラン!!」」
「藍!!」
「「ラン様!!」」

五人の声が一斉にあがる。
「わかってるから。でもふざけてないよ?」

藍が苦笑する。

「ラン様、もう少し威厳をお持ちになることをお勧めします」

アデンはため息をはきながら言う。

「いんじゃね?ランらしくて」

リュウが笑うとアデンが、ガッと頭を叩く。

「口が悪い!」

「アデン、いい。リュウに敬語なんか使われたら、気持ち悪い…」

藍の言葉に、リュウが複雑そうな顔をした。

「ハハハ…」

莉桜が爆笑する。それにつられて、皆が笑う。

他愛もない話をして、それぞれの仕事に戻っていった。


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