I am 吸血鬼。

アレンはそそくさと、出て行った。

「…ラブラブなんだなぁ…」
リュウは呟いた。

「…はぁ…」

アデンは大きなため息をついた。

「…アデン?」

藍が首を傾げる。

「…シャン、息子の彼女に言うのもどうかと思うんだがね…こんなんが彼氏でいいのかね?」

真剣に尋ねるアデンに藍は噴き出した。

「…ふっはは…リュウ、こんなん言われてるし。いいんじゃない?シャンに見捨てられないうちは」

「しかし…俺はシャンが心配になってくるよ」

アデンは頬を書いた。


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