すれ違いお見合い結婚~相手は私を嫌ってるはずの幼馴染みでした~
「俺は藍里のことが好きだ。昔から変わらず……いや、年月が経つ事に好きになる。藍里が不安になった時にはその原因を取り除いてやりたいし、悲しいことがあった時も一人で泣かせずに傍にいたい。
俺の隣でいつも笑っていてほしいし、誰よりも幸せにしたいと思ってる」
智大の言葉に目を見開き体を震わせていると、離された左手に違和感を感じてゆっくりと視線を下げた。
すると、その薬指には今までなかったはずのプラチナのリングがはめられていた。
「ゆ……びわ……」
「藍里、俺はお前を永遠に独占できる権利が欲しい。怖がらせてしまうことも多いだろうし、怯えさせてしまうことも少なくないと思う。
それでも愛し続けることを誓うから、改めて俺と幸せな結婚生活を築いてほしい」
「っ……!」
智大の言葉に藍里は両手を合わせて口を覆うと、ポロポロと涙を溢れさせた。
これは突然の見合いでの婚約で、親睦を少しも深めることなく誤解も解けないまま結婚させてしまった藍里への智大からの愛と決意のこもった紛れもない求婚。
藍里は何度も頷き涙を必死に拭いながら、震える唇を何とか動かした。
俺の隣でいつも笑っていてほしいし、誰よりも幸せにしたいと思ってる」
智大の言葉に目を見開き体を震わせていると、離された左手に違和感を感じてゆっくりと視線を下げた。
すると、その薬指には今までなかったはずのプラチナのリングがはめられていた。
「ゆ……びわ……」
「藍里、俺はお前を永遠に独占できる権利が欲しい。怖がらせてしまうことも多いだろうし、怯えさせてしまうことも少なくないと思う。
それでも愛し続けることを誓うから、改めて俺と幸せな結婚生活を築いてほしい」
「っ……!」
智大の言葉に藍里は両手を合わせて口を覆うと、ポロポロと涙を溢れさせた。
これは突然の見合いでの婚約で、親睦を少しも深めることなく誤解も解けないまま結婚させてしまった藍里への智大からの愛と決意のこもった紛れもない求婚。
藍里は何度も頷き涙を必死に拭いながら、震える唇を何とか動かした。