羊な彼にご用心~イケメン四天王+ワン~【番外編完】
「少しは俺に慣れてくれた?」
恵が小さく頭を左右にふる。
小さなため息をついて、耳元に顔を近づけて話しかける。
「そろそろ恋人から卒業して、新婚生活を楽しみたいんだけど…
まだダメかな?」
軽く耳を噛んで、そっと首筋に舌をはわす。
一緒に住みはじめてから、寝室は一緒にしているが、いまだに手はだしていない。
そっと抱き締めて軽いキスを交わすだけでどうにか踏みとどまっている。
「…意地悪…いつも聞くんだから…」
真っ赤になった顔を隠すように、抱きついて胸に顔をうずめる。
「…優しくしてください…
今の私にははじめてのコトだから…」
小さく震える彼女がたまらなく愛しい。
記憶をなくした彼女にとっては、はじめての経験なのだ。
隅々まで彼女を知り尽くしている俺だが、そんな彼女の言葉と仕草に、こっちまで緊張する。
恵が小さく頭を左右にふる。
小さなため息をついて、耳元に顔を近づけて話しかける。
「そろそろ恋人から卒業して、新婚生活を楽しみたいんだけど…
まだダメかな?」
軽く耳を噛んで、そっと首筋に舌をはわす。
一緒に住みはじめてから、寝室は一緒にしているが、いまだに手はだしていない。
そっと抱き締めて軽いキスを交わすだけでどうにか踏みとどまっている。
「…意地悪…いつも聞くんだから…」
真っ赤になった顔を隠すように、抱きついて胸に顔をうずめる。
「…優しくしてください…
今の私にははじめてのコトだから…」
小さく震える彼女がたまらなく愛しい。
記憶をなくした彼女にとっては、はじめての経験なのだ。
隅々まで彼女を知り尽くしている俺だが、そんな彼女の言葉と仕草に、こっちまで緊張する。