羊な彼にご用心~イケメン四天王+ワン~【番外編完】
胸に顔を埋めたままの恵の髪にキスをおとす。

前髪をかき揚げておでこに口付け、瞼、頬に優しく触れて唇に軽く触れた。

何度も角度をかえて軽いキスを交わし、次第に長く深いものへと変えていく。

「恵…愛してる」

キスの合間に甘く囁く。

「んっ……す、き…。

圭吾…」

息をあげながら俺の言葉に答えるように恵も言葉を紡ぐ。

ふと、はじめて抱いたときの恵が頭に浮かぶ。

「ふっ…いいな…」

思わず漏れた俺の呟きが恵の耳に届いてしまったようだ。

「ズルい…

その顔…絶対、思い出してますよね?」

「あぁ…思い出してる。
まるっきり一緒。
やっぱり恵は、変わってないよ。

嬉しくて仕方ない。
こんなに毎日、想いが募り続けてるのは俺もだよ…。

もう一度、俺を愛してくれてありがとう。

恵、愛してる」

恵が満面の笑みを浮かべ、両手を伸ばしぎゅうっと俺に抱きついた。
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