羊な彼にご用心～イケメン四天王＋ワン～【番外編完】

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「葵、頑張れよ」

手術室に運ばれていく葵を見送る。

懐かしい、俺たちが初めて結ばれた旅館に泊まりにいき、俺たちは久しぶりに強く求めあった。

俺は欲望のまま葵を抱き、かなり無理をさせてしまったがたぶん、、、こいつらは、あの日俺たちのもとにようやくきてくれた。

旅行から帰ってきて間もなく、葵が妊娠した。

悪阻がひどく、双子を授かったことがわかり、切迫流産になりかかり長く入院もした。

俺の勤務先の病院にするか晒名総合病院で出産するかかなりもめた。

親父たちはすぐに孫を見たくて自分の病院にしろとしつこかったが、俺がすぐに駆け付けられるのは自分の病院だ。

「俺の子供だ！うちの病院にする！」

と俺の意見を押し通して親父が不貞腐れて、しばらく俺と口をきいてくれなかった。