Hate or Love?愛と嘘とにまみれた世界の片隅で
広い和室で宮瀬と二人きりだ。
「なんで嘘ついたの?連絡先知らないって」
庇ってくれたということは、あたしが龍美さんに嘘をついたことを宮瀬は見抜いていたということになるし、あたしがスマホを見せられないことも見抜いていたことになる。
宮瀬には何もかもお見通しなのかもしれない
あたしが裏切ろうとしてることも、ナオのことも。
「なんでだと思う?」
自分の推測は話せない。
もし推測が外れていたときに自爆することになるから。
でも、ただ単に庇ってくれたんでしょ、とは言いたくない。
宮瀬はあたしのこの思考まで予測して理由を聞いてきたのかもしれない。
「分かるわけないでしょ」
そう答えるのが無難─。
「なんで嘘ついたの?連絡先知らないって」
庇ってくれたということは、あたしが龍美さんに嘘をついたことを宮瀬は見抜いていたということになるし、あたしがスマホを見せられないことも見抜いていたことになる。
宮瀬には何もかもお見通しなのかもしれない
あたしが裏切ろうとしてることも、ナオのことも。
「なんでだと思う?」
自分の推測は話せない。
もし推測が外れていたときに自爆することになるから。
でも、ただ単に庇ってくれたんでしょ、とは言いたくない。
宮瀬はあたしのこの思考まで予測して理由を聞いてきたのかもしれない。
「分かるわけないでしょ」
そう答えるのが無難─。