Hate or Love?愛と嘘とにまみれた世界の片隅で
「そんなことないって。玲香は白っぽいイメージなんだけどな」
「…そう?」
白っぽいイメージなんて初めて言われた。
まだ友達がいた頃から玲香ちゃんは黒が似合うって言われてきたし。
「あ、それかロング丈のワンピタイプは?」
次に沙耶が目につけたのは水着に見えない膝下丈のワンピタイプの水着。
色は黒か水色かピンク。
「それかー、私服っぽい水着。これとか!」
あたしの意見は無視して次々カゴに水着を放り込んでいく奔放な沙耶。
そんな沙耶といると沈黙になることもないし、気を遣わずに済むから楽だ。
「沙耶は買わないの?あたしに似合うやつばっかり選んでるけど」
何の気なしに尋ねたら、想像以上に嬉々とした顔の沙耶が振り向いて答えた。
「いいこと聞いてくれるじゃん。あたし、去年翔と一緒に選んだ水着があるの。だから買わない」
「…そう?」
白っぽいイメージなんて初めて言われた。
まだ友達がいた頃から玲香ちゃんは黒が似合うって言われてきたし。
「あ、それかロング丈のワンピタイプは?」
次に沙耶が目につけたのは水着に見えない膝下丈のワンピタイプの水着。
色は黒か水色かピンク。
「それかー、私服っぽい水着。これとか!」
あたしの意見は無視して次々カゴに水着を放り込んでいく奔放な沙耶。
そんな沙耶といると沈黙になることもないし、気を遣わずに済むから楽だ。
「沙耶は買わないの?あたしに似合うやつばっかり選んでるけど」
何の気なしに尋ねたら、想像以上に嬉々とした顔の沙耶が振り向いて答えた。
「いいこと聞いてくれるじゃん。あたし、去年翔と一緒に選んだ水着があるの。だから買わない」