Hate or Love?愛と嘘とにまみれた世界の片隅で
これ以上あたしから何か言っても鬱陶しがられるだけ。
向こうから何か言ってこない限り、何も言えない。
「遠慮する意味が分からない。別にどう思われようが関係ないだろ。言いたいこと言わないと損」
…宮瀬はいいね。
自分中心に世界が回ってるから。
自分にとって都合のいい人しか必要ないからそんな風に言えるんだ。
あたしは自分にとって都合が悪くてもナオが好き。
ナオが必要なんだ。
「それと。お前はアイツがいなくても生きていける。沙耶だっているし。お前、俺を殺したいんだろ。それを目標に生きればいい」
…何それ。
なんで、あたしを救ってくれるの?
あたしが好きだって言ってるのは西条組のナオなんだよ?
「…あんたが分かんない。分かんないよ…」
スルリと宮瀬の腕から抜けだし、あたしは部屋を出ていったのだった。
向こうから何か言ってこない限り、何も言えない。
「遠慮する意味が分からない。別にどう思われようが関係ないだろ。言いたいこと言わないと損」
…宮瀬はいいね。
自分中心に世界が回ってるから。
自分にとって都合のいい人しか必要ないからそんな風に言えるんだ。
あたしは自分にとって都合が悪くてもナオが好き。
ナオが必要なんだ。
「それと。お前はアイツがいなくても生きていける。沙耶だっているし。お前、俺を殺したいんだろ。それを目標に生きればいい」
…何それ。
なんで、あたしを救ってくれるの?
あたしが好きだって言ってるのは西条組のナオなんだよ?
「…あんたが分かんない。分かんないよ…」
スルリと宮瀬の腕から抜けだし、あたしは部屋を出ていったのだった。