Hate or Love?愛と嘘とにまみれた世界の片隅で
ナオがあたしの光だった。


ナオがあたしを変えてくれた。


ナオがいたから、生きてこれた。


家に帰ったらナオがいて、温かい言葉をかけてくれた。


あたしなんかのことを全部受け入れてくれて、ナオの温かさで包み込んでくれた。


たとえ住む場所が離れても、心は繋がってると思ってた。


ナオがいなかったらあたし…っ。


「…ふざけんな」


…は…?


「ふざけんなよ。生きる価値も意味もない?そんなのお前が決めることじゃねぇんだよ。お前には価値がある。意味がないと思うなら俺のために生きろよ。簡単に投げ出してんじゃねぇよ…」


……っ。


偉そうに…上から目線に…っ。
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