Hate or Love?愛と嘘とにまみれた世界の片隅で
強引なキスに唇を塞がれ、されるがままになるあたし。


「玲香、いろんな男に抱かれてるクセにキスだけで力抜けるんだ」


意地悪な表情。


あたしの全てを知り尽くしてる手つきで身体を弄んでくる。


「……うるさいバカ…」


恥ずかしくて、でも気持ち良くて、ナオから離れたくない。


「今の俺なら、このまま夜まで続いちゃうかもよ?」


妖艶な笑みと視線であたしを見つめるナオ。


そんなナオを直視することなんてできなかった。


「…やだ。お風呂入ってご飯食べようよ…」


「玲香は黙って俺に従っとけばいーの」


ソフトなS具合がたまらなく好き。


このままナオに溺れていきたい。


溺れていきたいけど…。


アイツの姿が浮かんでは消えて…を繰り返してるんだ。
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