Hate or Love?愛と嘘とにまみれた世界の片隅で
ニタニタ、ケラケラと笑い声をあげ、拳銃であたしの頭を小突いてくる。


「はじめからお前を守る気なんて一切ないのに、お前は俺を信用してノコノコ家に戻ってき、手紙を読むと言って俺の部屋に行った。

バカな女だよな。

そもそもなんで俺がわざわざ手紙を移動させる必要があるんだよ。

それに、わざわざ組がお前の私物回収するわけねぇだろ?

考えれば分かるのに、ホントにバカな女。

今絶望感じてんだろ?

その顔が見たかったんだよ。

愛してた夫に殺された母さんの気持ち、少しは分かるか?

お前さえ消えてくれれば俺の復讐は果たされる。

どれだけ先伸ばしにしようが俺はお前を殺す。

それでも命乞いの時間は与えてやるよ。

言い残したことがあるなら言え」
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