Hate or Love?愛と嘘とにまみれた世界の片隅で
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それからあたしとナオはすっかり仲良くなって、恋愛に発展するまでに時間はかからなかった。
そしてあたしが中1、ナオが中2になってから、あたしたちは付き合い始めた。
「神龍って暴走族知ってる?」
付き合い始めてすぐ、ナオは神龍のことを話し始めた。
「西条組の傘下にあるんだっけ」
この頃にはもう貫田さんと出会っていて、殺しを教えてもらってる。
だからあたしの心は闇に染まってるんだ。
いろんな大人の汚さを目にしてきたし、耳に入れてきた。
「そ。ちなみに孝太さんはその神龍の先代」
「…そうなんだ」
知らなかったフリはしてるけど、本当は知ってる。
全部貫田さんから聞いた。