幸せ探し
私の答えは?
みなさんにとって、
自分の好きな人と付き合うことと
自分を好きな人と付き合うこと
どちらが幸せだと思いますか?

私は…
わからなくて。
でもわかりたくて。

絶対なんてなくて、
どっちかなんてわからなくて。

その答えを教えてくれたのが、
この2人で。

このお話はそんな私がこのふたりの男の子のお陰で幸せを掴む…?
かもしれないお話。



この人、
高豊優都。
私が今すごく好きな人。
でも、ちょっと冷たい人。

そしてこの永遠に笑わせようとしてくる人。
私の幼なじみ。
海藤凑。
いつでも私の隣にいてくれる人。
私のことが大好きな人。

「ねえ危ない」
凑「あはは」
「そうやって笑って誤魔化す、まったく全然変わらないね。」
凑「いい所だろ?」
「確かにね。」

優都「またやってんの?」
凑「お前はいつも落ち着きすぎな?」
優都「そうか?普通じゃない?菜々香おはよう」
「お、おはよう、」
湊「おい!!!なんか俺の時と違う!!」
優都「お前なんかと一緒にすんなよ」
湊「ねえ…それまじで傷つくからやめろ?」
優都「お前俺の事好きなの?」
湊「俺は!菜々香が好きなんだよ!」
優都「あ、告白。さぁ菜々香の答えは?」
「ごめんね(笑)」
湊「俺絶対菜々香振り向かせてみせるからな!!」
「朝からうるさい本当に。」
湊「え、菜々香怒った?ごめんな?本当に怒らないで」
「怒らないから(笑)」

これが毎日のルーティンになってて…
私たち3人は中学から3人でいて、
学年一モテる優都と永遠に私を笑わせてくれる湊。
この関係がずっと続くと思ってたのに。

ー帰り道
湊「菜々香!帰るぞ」
「あ、ちょっとまって!これ終わってから!あと3分」
湊「わかった!180.179…」
「まってまってまって!」
湊「まあ、菜々香のためならいくらだって待つけどなあ~?」
「よし終わった!湊帰ろ!」
湊「おい惚れるからやめろ!!」
「なんでよ(笑)」

ー帰り道
「ピコンッ」
「あ、優都だ」
(土曜の花火大会俺と行って)
湊「え…」
「湊?」
湊「俺誘われてないんだけど」
「そうなの?」
湊「はあ、一本取られたな〜優都に。で?なに?いくの?」
「行こうかな〜?暇だし」
湊「俺は?生まれた時から一緒の俺は?」
「今日花火でもする?」
湊「菜々香…俺と結婚するか?」
「なにいきなり笑」
湊「よっしゃーーーーーー!!!早く買いに行こっか菜々香〜」
「おっきいやつ買おうよ〜」
…花火楽しいシーン

ー土曜日
ピコンッ
優都(とびきり可愛くしてこいよ)

待ち合わせ場所
「ごめん!!!準備してたら遅れた!」
優都「おい!…」
「ねえごめん怒らないで!!」
優都「お前ほんとやめろよ」
「え?」
優都「可愛すぎ」
「え、ありがとう」
優都「よし行くぞ」
(優都が無言で手を繋いでくる)
「ねえ優都」
優都「ん?」
「なんで湊誘わなかったの?」
優都「菜々香と二人で行きたかったから」
「…」
優都「俺と2人は嫌だった?」
「ううん、嬉しかったちょっと」
優都「かわいいな」
「でも湊が悲しそうだった」
優都「んー、あとでなんかあげとくか」
「喜ぶと思う(笑)」

優都「なんか食べる?」
「うん!バナナチョコ!」
優都「まってて」
「うん」
ー人が多すぎてはぐれてしまう
「優都、、はぐれちゃった、、」
ピコンッ
湊(花火大会どう!!)
(優都とはぐれちゃって)
湊(大丈夫?俺行こうか?)
(多分大丈夫。ごめんねありがとう)

優都「菜々香!」
「あ、優都!」
優都「ごめん人たくさんいるのに1人にして。」
「いいよ、ごめんね。」
優都「マジ焦った」
「あ、バナナチョコ…」
(溶けかけてる)
優都「ごめん買い直す」
「いいよ、ありがとう。」

あれ、優都ってこんなに優しかったっけ?
いつも冷たくていじり倒してくるのに。
どうして…

優都「なに?」
「いや、今日なんか優しくて気持ち悪い」
優都「おい!人が…まあいいか(笑)」
「優都進路はどうするの?」
ずっと聞けなかったこと。聞いてみた
優都「○○大学に行くつもりだけど、受かるかな」
「え!受かるよ!優都なら!絶対!」
優都「そんなに(笑)ありがとな 菜々香は?」
「私は…」
バンッ
?「なんだよ!」
優都「あ、すいません」
「ごめんなさい!」
?「あ、かわいいじゃん〜」
優都「本当に。すいません。菜々香いくぞ」
?「菜々香ちゃんっていうの?名前も可愛い~」
ガシッ
「やめてくだ…」
優都「本当に!!すいません!こいつ俺女なんで触らないでください!」
?「なんだよつまんねえ」
ー逃げる

「優都ありがとう」
優都「まじあいつらなんなの」
「びっくりしたね」
優都「全く俺の菜々香に触りやがって」
「それなに(笑)」
優都「あのさ、」
「ん?」
優都「今日言おうと思ってたんだけど、菜々香って湊のことが好きなの?」
「え?なんで?」
優都「あいつは菜々香のこと凄い好きだよ」
「伝わってる(笑)」
優都「でも、」
「ん?」
優都「あいつのことは好きにならないで」
「え?」
優都「俺が菜々香を幸せにするから」
「ごめん考えさせて」
優都「わかった」

たしかにずっと優都のことが好きだった
でも優都と付き合ったら湊は?
ずっと3人がよかったのに
ずっとこのままが良かったのに

ー次の日

湊「おい!菜々香!昨日どうだった!」
(優都に告白されたなんで言えない…!)
「な、何も無かったよ普通に花火見てバナナチョコ食べて帰った!」
湊「はぐれてから大丈夫だった?」
「あ!!!ちゃんと会えたよ!ありがとうごめんね」
湊「あ!優都!」
優都「おう」
湊「お前マジで俺の菜々香とりやがって!」
優都「お前になんて負けるかよ」
湊「菜々香!俺と優都どっちがすき!!!」
「え。」
優都「菜々香は俺のだから」
「ねえちが…」
湊「菜々香ちょっときて」
湊のこんな顔、初めて見た

湊「菜々香。」
「なに?」
湊「わかってると思うけど、俺菜々香が好きだから、優都よりもっと、ずっと好きだから」
「なんでいきなり」
湊「この前宣戦布告されてたから、優都に」
「どゆこと?」
湊「この前いきなり電話来て、花火大会の日菜々香に告白するってだから俺気になって菜々香にLINE送った」
「そうだったんだ」
湊「菜々香の答えは?」
「私は…」
(私は、湊と優都とずっと仲良しでいたい。遊ぶ時は3人で遊びたいし、でも、私が好きなのは、優都で。でもそれを言ったら湊はどう思うんだろう)
ドサッ
湊に抱き寄せられる
湊「菜々香、俺は菜々香がどんな答えだしでも菜々香を責めたりしないから。」
「湊…」
「私ね、2人に言い寄られて正直今すごい驚いてる。」
「湊と優都といるとすごくたのしいの。どこにいくにも湊と優都2人と行きたいの。だから私がどっちかを好きだとしても私はそれを言うことは出来ない。」
湊「菜々香…」
「だからこれからも3人で遊びたい!」
湊「…だな」
湊のこんな顔初めて見た。
初めてあった日からずっと湊は私の前でずっと笑顔だった。
私は湊をこんな顔にさせちゃうなんて…
「湊ごめんね。」
湊「はは、いいんだよ!菜々香らしい」
「あ…」
湊「あーー腹減った!菜々香!なんか食いに行こ!」
「なにたべる?」
湊「いきあたりばったり!!」
「わかった(笑)」

その日の帰り、湊は先生に呼び出されて私は一人で帰った。
優都が見えたからはしってみると、

?「優都くんのこと好きなんだよね、私」
優都「俺好きな人いるけど」
?「笹村さんでしょ?」
優都「わかってんじゃん」
?「笹村さんより私の方が優都くんのこと好きだよ」
優都「でも俺は菜々香のことが好きなんだよ」
ガっ
いきなりその女の子が優都にキスをした

優都「っっ!なにすんだよ!」
?「いつまでたっても私の事見ないから」
優都「なにしてもお前のことなんか見ないよ」
?「なんで…笹村さんは湊くんがいるじゃん」
優都「まあそれは俺と湊の勝負だけどな」
?「私の事好きじゃなくてもいいから、
これから好きになってくれればいいから付き合って」
優都「ごめん、考えさせて」

やっぱり優都のこと好きな人なんて沢山いて私なんか優都のこと何もしれてないのかな。
優都のこと一番好きだって思ってたけど、ちがったのかな
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