クールな専務は凄腕パティシエールを陥落する
「お目覚めですか?お姫様」
カチャリ、と寝室のドアが開いた先には、上半身裸の濡れ髪の和生が現れた。
「和生殿、重たい私を運んで寝かせて下さりありがとうございました」
「男の部屋に連れ込まれて、男の裸を見て、その言動ですか?全くあなたという人は危機感のない・・・」
ため息をつく和生は、いつものように固めた前髪ではなく、両目にかかるサラサラの前髪が色っぽかった。
しかし、同じように超絶イケメンの白人を見慣れている愛菓には、その姿さえも平常心を失う要因とはなり得ないのだ。
和生はベッドの横のクローゼットから黒いTシャツを取り出すと頭からそれを被った。
「今日はもう遅い。愛菓さんもここに泊まるしか選択肢はないでしょう。シャワーを浴びてこれに着替えてください」
「ありがたき幸せ」
愛菓はムクッとベッドから起き上がると、和生から着替えのTシャツと短パンを受け取り、忍者のようにお辞儀をして部屋を出ていった。
「無防備すぎる・・・。これでは心配が尽きない」
和生はため息をもらすと、クシャクシャとタオルで濡れた髪を拭って気をそらせた。
カチャリ、と寝室のドアが開いた先には、上半身裸の濡れ髪の和生が現れた。
「和生殿、重たい私を運んで寝かせて下さりありがとうございました」
「男の部屋に連れ込まれて、男の裸を見て、その言動ですか?全くあなたという人は危機感のない・・・」
ため息をつく和生は、いつものように固めた前髪ではなく、両目にかかるサラサラの前髪が色っぽかった。
しかし、同じように超絶イケメンの白人を見慣れている愛菓には、その姿さえも平常心を失う要因とはなり得ないのだ。
和生はベッドの横のクローゼットから黒いTシャツを取り出すと頭からそれを被った。
「今日はもう遅い。愛菓さんもここに泊まるしか選択肢はないでしょう。シャワーを浴びてこれに着替えてください」
「ありがたき幸せ」
愛菓はムクッとベッドから起き上がると、和生から着替えのTシャツと短パンを受け取り、忍者のようにお辞儀をして部屋を出ていった。
「無防備すぎる・・・。これでは心配が尽きない」
和生はため息をもらすと、クシャクシャとタオルで濡れた髪を拭って気をそらせた。