白と黒ゲーム
二日目
覚醒
"キーンコーンカーンコーン!
『ザザッ...あーあー。どうも皆さん。いい夢見れましたかね?いや〜、一日目からしくじってしまいましたね〜。黒を処刑できるか、皆さんに期待してますよ〜。』
山田がそんなイラつくアナウンスをかけている時、私は既に制服に着替えてベットの前で立っていた。何故か自分が生まれ変わったように感じる、一日目とは違う私に私自身困惑していた。
『それでは、早速二日目のメッセージにいきましょうか。
「罠を貼ることができ、作戦はほぼ成功した。そしてそれだけでなく、自体が思わぬ方向へ行った共喰い羊は歓喜と困惑を感じていた。だが、ここで気を緩めてはいけないのも知っていた。そう、ここからが問題。二日目以降は羊達は警戒している。そんな状況を打開するように、共食い羊はある作戦を思いつく。これもまた博打、だが....きっと上手くいくだろう...」』
ガチャ!
ゴーン...ゴーン....
一日目同様、アナウンス後に鍵が開く音が聞こえ、最終目覚ましの重い鐘の音が聞こえる。
私はすぐに扉を開けて部屋を出た。何室かの部屋のドアが開いていく中、私の隣部屋の純の個別部屋は当たり前のように開かれる感じはなかった。