白と黒ゲーム
そして、撃たれた方の腕も同じようにすると、赤い染みが更に広がり、七愛海は叫んでいた。
「痛い!!痛いよ!!やめてぇ!!」
七愛海は鼻水と涙でクシャクシャになった顔で叫ぶが、男はやめなかった。手を後ろの方へ回して七愛海はもう動けなかった。
するともう一人の男は七愛海の足に跨って座った。
撃たれた部分の制服を引きちぎると、綺麗な肌に赤黒く穴が空いているのが晒された。
男は医療器具を手にし、もう片手で傷口を広げると、医療器具をゆっくりと傷口に入れていく。
「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!嫌だ嫌だ!!!いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!痛いよぉぉぉ!!やめて!!!!」
「中に残った銃弾がゲーム中に影響しちゃあダメでしょ?取り除かないといけないのでね。あ、遠藤 七愛海さん?動かない方がいいですよ?取りやすくなりますが傷口が凄い広がりますからね〜?」
七愛海は泣き叫び、足をバタバタさせながら暴れた。だが、後ろに手を抑えられているので逃げ出せない。男で隠れているが、太もももがっちりと金属性のものが固定されている。
私と純は痛がっている七愛海を助けようとするが、首を絞めていた黒スーツにより阻止されていた。
「ぐっ!....は、離して!!あれを止めさせてよ!!こんなんじゃ死んじゃうよ!!」