白と黒ゲーム


「まず朝は午前十時から午後二十二時までが基本的な活動時間です。そして黒は誰か一人は一日の中で殺さなればいけなく、白陣営は基本的には処刑会談で黒だけを処理すればいいです。

そして二十二時過ぎ、皆さんは個人部屋にいてもらいます。黒は外出は認められますが、黒以外の部屋はロックがかかりますので安心して寝てください。因みに黒は黒陣営の部屋に入り作戦会議も出来ます。」


可愛らしい人形とイラストが画面を動き回り、私達に説明してくれている。そのせいか、思ったより内容が頭に入ってきていた。


「それから勝利陣営には一人につき二百万円支給されます。敗北陣営は賞金はないものの、命は保証します。
処刑会談で一人処刑すると、その人の命の値段、百万円は皆さんに平等分配されます。個人的に殺した場合はその人だけに百万円、つまり必ずお金は動くということです。」


すると画面は二つの円形の図形を現した。外側はある程度の感覚で区切られており、小さい文字が書いてあった。


「これはこの施設を簡単に現した図形です。二階は説明するまでもなく、各個人の部屋が外側に並べられています。一階ですが、この部屋は円形の中心、処刑会談場かつ大広間です。そして外側には食堂やら風呂場等の生活援助部屋、そしてゲームに関係する埋葬場と武器庫の部屋もあります。
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