ミイラとり
女心と秋の空

分からない男

「ねぇ、アタシの事
何で好きになったの?」


肩越しに覗き込みながら、
俺にフラりと聞いてくる
理恵。



「ん〜?好きになったから
だろ?」


適当に聞こえなさそうに、
でも適当に切り返す。



「もっと〜、具体的にぃ☆」


・・・なんて言われても
返す言葉は


「好きなんだから
しゃーないやんけ!」

とりあえずは熱っぽく
それとなく大好きな感じで
伝えて、きゃうきゃう
いちゃついてはいるものの、






何なんだろうな・・・
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