欠けてるあなたが大好きです。

「フウくん!できました…!」


誰の注文かわからないから、

とりあえず確実に知ってるフウくんを呼ぶ。



「ん?

 あぁ、それそこのお客さんだから

 美冬が持ってって。」


フウくんが示す先には男性2人組が。



初めての給仕にどきどきしながら、

お客さんのテーブルへ向かう。





「お待たせしました。

 ミートソースパスタになります…!」


2人の視線に照れてしまって、

はにかみながらお皿を置く。





「美冬ちゃんかわいいね〜!」


「小悪魔系ミユ様とは違った

 清楚系美冬たんもありですなぁ。」




「ありがとうございます…?」


多分褒められてる…んだよね?




ってこの状況どうしたらいいんだろう?



ショウキさんだと

ごゆっくりどうぞって言って去ってくけど、

カヅキさんやフウくんは

基本おしゃべりの相手をしてくれる。




わたしはどうしたら…??







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