欠けてるあなたが大好きです。
「え?もしかして俺のことわかってない?
俺四方伊吹。
イブって呼んでね〜!
って書いたはずなんだけど…。」
「あー!ショウキさんのお友達さん!」
「友達?ってアイツが言ったの!?」
驚いた顔をする銀髪ピアスイケメンさん…
もといイブさん。
「はい。」
言葉に詰まってたけど、言ってはいたからいいよね。
「どうしよう諒くん!
俺、将輝の友達になれたみたい!」
「あー、はいはい。ソウデスネー。」
取り分けられたパンケーキを
いつの間にか食べ始めているフウくん。
もぐもぐしながら棒読みの返事をしている。
近くの席からイスを持ってきて、
そこに座るイブさん。
「いただきまーす。
あ、咲雪ちゃんも食べてね〜!」
「あ、はいっ。いただきます。」
フォークとナイフを使って小さく切ってぱくっ。
ん〜♡
おいしい!
パンケーキはすっごいふわっふわで軽くて、
全体的にあまいけど
ベリーソースのほんのり酸味が
いいアクセントになってる!
「イブさん今日は仕事ないんすか。」
「ん〜?ないわけないよね〜。」
え?
お仕事あるのにこんなことしてていいの…?
ってゆーか、銀髪でピアスいっぱいなのに
お仕事できるの…?
そもそもこの人いくつ…?