欠けてるあなたが大好きです。
電車に揺られること5駅。
そしてそこから歩いてLead Sへ。
カランコロンッ。
「こんばんは〜。」
「来たー!」
わたしが入店して5秒。
誰かがすごい勢いで飛びついてきた。
「ひゃっ!」
「実物もぎゃんかわ〜♡
これでノーメイクとかもはや天使っ!」
顔をぺたぺた触られる。
だ、誰この人…?
「そりゃそーっすよ。
そいつ、いちごの天使って呼ばれてますもん。」
「やっぱりー?
諒たんこの子うちの子にしていい?」
「つづるさんも喜ぶとは思うけど、
それはダメっすね。」
「ちぇ〜。」
い、いやあの…。
なんで抱きついたまんま会話するんですか…?
そして諒くん。
助けてくれてもいいんじゃ…?