欠けてるあなたが大好きです。

「咲雪ちゃん?」



「あっ…!イブさん!」


名前を呼ばれて顔を上げると、

銀髪をきらきらさせてるイブさんがいた。




「たくさん買ったね〜。

 なんかあるの?」


「煌友祭…文化祭用の

 パンケーキの試作会をするんです。」



「だから制服着てるんだね〜。

 …よっと。」


わたしの荷物を2つとも持ち上げるイブさん。



「俺今日オフだし車だし、

 手伝ってあげる〜!」


なんて優しいんだ!と言いながら

すたすたと歩き始める。




荷物を持っていかれちゃ、抵抗できない。


おとなしくついていく。





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