欠けてるあなたが大好きです。
イブさんについていき、
スタッフルームの方に入る。
「お疲れ〜。」
「お疲れ様ですっ!」
「え?咲雪?」
中には学校の制服姿の諒くん1人がいた。
「いつもの店行ってきたら
ちょうどばったり会ってさ〜。
ついでだし拾ってきた☆」
「そうなんすね。」
荷物を置いてから、お店の方に行くイブさん。
閉まりかけたドアから
黄色い声が聞こえた気がするけど、きっと気のせい。
「諒くんはもう上がり?」
「あぁ。咲雪のパンケーキ楽しみにしてたからな。」
「イブさんのやつのが絶対おいしいよ?」
「あの人のはうまいけど…
あの人が作ってるってのが不服なんだよなぁ。」
「はいアウトー!
聞こえちゃったぞ諒きゅん☆」
タイミングよく(?)戻ってきたイブさん。
そして、1人で俺はイケメンだの
俺は完璧だのナルシスト発言をし始める。