欠けてるあなたが大好きです。

「さゆ〜。」


「琉奈ちゃん!」


「人やばいからゆっくり行かない?

 別に早く行ったら

 クラス選べる!とかじゃないし。」



「賛成。

 わたしもあの人混みに入りたいとは思わないや…。」




人が少なくなるのを待って、

2年生の教室がある2階に向かう。



同級生のほとんどは自分のクラスを見つけて、

既に教室内にいた。





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