欠けてるあなたが大好きです。
スマホを手に取って電源ボタンを押すと
4:36と表示された。
確か早くて6時くらいに起きるって言ってたなぁ。
うーん、暇。
もっかい寝られたらいいんだろうけど、
まったく眠くない。
スマホをすいすい動かし、
諒くんにメッセージを送ってみた。
きっと寝てるだろうけど。
起きてたらいいな、なんて淡い期待を込めて。
わたしはスマホにゲームを入れていないから、
暇つぶしにスマホを触るのは苦手。
仕方なくSNSアプリを開き、
コメントを読み始める。
リクエストとかもあるんだけど、
わたしは基本いいねの数や
コメントを気にしないから、
結果的にスルー。
ちゃんと自己紹介の欄にコメント読んでないって
書いてあるからセーフ…なはず。
かわいい
おいしそう!
次はテニス部に!
などなどたくさんのコメントを見ていると、
画面の上から通知が降りてきた。