欠けてるあなたが大好きです。
だんだん人が集まってきて開会式が始まる。
開会宣言や校長先生のお話、
注意事項などを言われて解散号令がかかる。
わたしは水谷くんのもとへ行き、
チームのメンバーが揃ってからグラウンドに出る。
「がんばろうね!」
「もちろんです。
我々なら最低でも2勝は取れます。」
「そこは優勝するって言おうよ!」
「2年A組と1年E組の試合始めまーす。」
先輩がゆる〜く言ってきて、
わたしたちの初戦が始まった。
結果:2年A組の圧勝!
まぁわたしたちが強かったって言うより
相手チームが第1ゲートを通せなさすぎて
勝ったって感じだったけど。
ゲートボールは第1ゲートを通せないと
ずっとふりだしから進まないスポーツだから、
通せないとまず勝負にならないんだよね。
そのまま次の試合もやったけど、
連勝することができた。
「次の試合まで時間あるので
どこか応援行きませんか?」
「うん!
…でもどこが勝ち残ってるんだろう?」
「本部に行きましょう。
全て記録がされてるはずです。」