欠けてるあなたが大好きです。
「はじめましてっ!
ボクはカヅキって言いまぁす!」
性別関係なしに誰もが目を奪われるような
かわいらしい笑顔を向けてくる。
「あ、えっと…。咲雪です。」
「あー!あの咲雪ちゃん!
ボク会えて嬉しい〜♪」
「咲雪、カヅキさん、こー見えて20歳だから。」
「えっ!?」
どう見ても高校生にしか見えないカヅキさん。
見た目がこわいフウと並んだら、
10人中10人がフウのが年上だと答えると思う。
「あれ〜?フウが"す"してなぁい。
なんで〜?」
「気づくの早いっすね…。
咲雪は同じクラスになったんすよ。」
「ふ〜ん。
ってことは咲雪ちゃんは高2かぁ。
いいな〜、高校生!」
パスタの最後の一口を食べる。
ゆっくり食べてたから
ちょっぴり冷めちゃってたけど、
それでもめちゃくちゃおいしかった!
「ごちそうさまでした。
とってもおいしかったです!」
「ありがとうございます!おさげしますね。」
食べ終わったお皿が
ショウキさんの手によって片づけられる。