欠けてるあなたが大好きです。

そのあともたくさんの人がシュートを決め、

わたしがナイシューって言うと

にこにこしてくれた。




試合形式の練習が始まって1時間弱。


キャプテンさんたちの号令がかかり、

お片づけが始まる。



テキパキと慣れた手つきで撤収作業をして、

ものの数分で完了した。




わたしも帰ろうかな。


琉奈ちゃんは徒歩通学だから、

電車通学のわたしはいつも帰りはひとり。



体育館から出てリュックを背負う。



玄関まで行く道の途中で、

家庭科の先生で家庭科サークルの顧問の先生に

呼び止められた。




内容は今日の差し入れのマカロン。



なぜかわたしのSNSのアカウントは

先生にも広まっていて、この先生だけじゃなく

関わりのない先生からも感想を言われることがある。




手作りとは思えない素晴らしい出来だと

褒めてもらい、作り方を話したり

次はこれを作ってほしいという

リクエストをもらったりした。



先生とさよならをして玄関で靴を履き替える。


歩いて5分ほどの最寄り駅に向かう。




< 55 / 357 >

この作品をシェア

pagetop