欠けてるあなたが大好きです。
そのあともたくさんの人がシュートを決め、
わたしがナイシューって言うと
にこにこしてくれた。
試合形式の練習が始まって1時間弱。
キャプテンさんたちの号令がかかり、
お片づけが始まる。
テキパキと慣れた手つきで撤収作業をして、
ものの数分で完了した。
わたしも帰ろうかな。
琉奈ちゃんは徒歩通学だから、
電車通学のわたしはいつも帰りはひとり。
体育館から出てリュックを背負う。
玄関まで行く道の途中で、
家庭科の先生で家庭科サークルの顧問の先生に
呼び止められた。
内容は今日の差し入れのマカロン。
なぜかわたしのSNSのアカウントは
先生にも広まっていて、この先生だけじゃなく
関わりのない先生からも感想を言われることがある。
手作りとは思えない素晴らしい出来だと
褒めてもらい、作り方を話したり
次はこれを作ってほしいという
リクエストをもらったりした。
先生とさよならをして玄関で靴を履き替える。
歩いて5分ほどの最寄り駅に向かう。