欠けてるあなたが大好きです。

「こちらのお席にどうぞ。」


二人用のテーブル席に案内される。




入ってしまったからには仕方ない。
 

あくまでカフェなんだし、

内装は気に入ったし。



おとなしくイスに座る。





「ご注文が決まりましたら、

 こちらのボタンでお知らせください。」


ショウキと名乗るイケメンが

綺麗なお辞儀をして立ち去る。






深呼吸をしてから、メニューを開く。



あれ?普通のメニューだ。



てっきりわたしの想像もつかないような料理とかドリンクが載っていると思ってた。




新規客がわかったり名乗ったりするのは

客との距離を近い状態にしてるスタイルなだけなのかも…?





< 8 / 357 >

この作品をシェア

pagetop