君の隣で、色を見たいんだ
空は、きれいな青だ。空がきれいなおかげで水も美しい色を見せている。みどりは色を見つめては、悲しくなった。
みどりが何度目かのため息をついたその時、みどりの隣に急に誰かが座る。驚いてみどりが横を見ると、男性がいた。手にはスケッチブックを持っている。
「Cosa e' successo con il tuo sospiro?(ため息なんかついてどうしたの?)」
きれいなアンバーの瞳で見つめられ、みどりはなんと言えばいいか困る。きれいな色を見て虚しく感じるのは、自分だけなのだ。そしてそれは過去が原因なので、どうしようもない。
「ああ!まだ名前言ってなかったね。僕はロヴィーノ・ブレイド。料理関係の仕事をしているよ」
ロヴィーノは自己紹介をすると、「Come ti chiami?(君の名前は?)」と訊ねる。その優しげな声と笑みに、みどりは少し緊張をほぐしながら言った。
「一色みどりです。料理関係で留学しています。日本人です」
みどりが何度目かのため息をついたその時、みどりの隣に急に誰かが座る。驚いてみどりが横を見ると、男性がいた。手にはスケッチブックを持っている。
「Cosa e' successo con il tuo sospiro?(ため息なんかついてどうしたの?)」
きれいなアンバーの瞳で見つめられ、みどりはなんと言えばいいか困る。きれいな色を見て虚しく感じるのは、自分だけなのだ。そしてそれは過去が原因なので、どうしようもない。
「ああ!まだ名前言ってなかったね。僕はロヴィーノ・ブレイド。料理関係の仕事をしているよ」
ロヴィーノは自己紹介をすると、「Come ti chiami?(君の名前は?)」と訊ねる。その優しげな声と笑みに、みどりは少し緊張をほぐしながら言った。
「一色みどりです。料理関係で留学しています。日本人です」