同じ人を好きになるなんて
戸惑う心
保育園に着くとすでにたくさんに人が集まっていた。
そして私たちが門をくぐると一斉に視線を浴びることに。
といっても私にではなく陸斗にだった。
きっと私がりっくんの送り迎えをする様になって陸斗が保育園に顔を出すことがなくなったからなのだろう。
お母さん達の目がキラッキラしている。
やっぱり陸斗はこの保育園のアイドル的存在なのだと痛感する。
「綱島さん、おはようございます」
「おはようございます」
このやりとりが入れ替わり立ち替わりでエンドレスで続く。
りっくんは仲の良いお友達と嬉しそうに話をしてて……なんか疎外感?
取り残された気分?
ついさっきまでのりっくんのお母さん頑張るぞ!という意欲がみるみるうちにうすれてしまいそうになった。
私は今どんな顔をしているだろう。
陸斗は私の元彼であり今は雇い主だ。
りっくんのことだけ考えればいいのになぜ心がざわつくのだろう。
私は何を期待していたの?何を望んでいたの?
自分が何を考え何にモヤモヤしているのかもわからなくなった。
だがそんな時だった。優しく包み込む様に私は手を握られた。
陸斗だった。
そして私たちが門をくぐると一斉に視線を浴びることに。
といっても私にではなく陸斗にだった。
きっと私がりっくんの送り迎えをする様になって陸斗が保育園に顔を出すことがなくなったからなのだろう。
お母さん達の目がキラッキラしている。
やっぱり陸斗はこの保育園のアイドル的存在なのだと痛感する。
「綱島さん、おはようございます」
「おはようございます」
このやりとりが入れ替わり立ち替わりでエンドレスで続く。
りっくんは仲の良いお友達と嬉しそうに話をしてて……なんか疎外感?
取り残された気分?
ついさっきまでのりっくんのお母さん頑張るぞ!という意欲がみるみるうちにうすれてしまいそうになった。
私は今どんな顔をしているだろう。
陸斗は私の元彼であり今は雇い主だ。
りっくんのことだけ考えればいいのになぜ心がざわつくのだろう。
私は何を期待していたの?何を望んでいたの?
自分が何を考え何にモヤモヤしているのかもわからなくなった。
だがそんな時だった。優しく包み込む様に私は手を握られた。
陸斗だった。