同じ人を好きになるなんて
バスに乗るとりっくんは仲の良いお友達と一緒に座った。
その後ろに私と陸斗が座った。
他の親子がバスに乗り込む中、前の席に座ったりっくんとその友達の男の子が私たちの方を向いた。
「へ〜。りっくんのお母さん初めて見た!」
男の子が私を物珍しそうに見つめる。
「おはよう。りっくんと仲良くしてくれてありがとう」
ニコッと微笑むと、お友達の顔がほんのり赤くなるのがわかった。
あれ?どうかしたのかな?
すると2つの頭がさっと引っ込んだ。
「いいな〜りっくんのお母さんってすごく綺麗だね」
「でしょ?」
ひそひそ話をしている様だが丸聞こえだ。
するとまた二人がひょこっと顔を出した。
「でも、まゆりママはあげないよ。だって陸パパのものだもん!……ね〜?陸パパ」
りっくんのニヤリと笑った顔が陸斗にすごく似ていてびっくりしてしまう。
しかも年中さんの言う言葉とは思えないことをさらっといったことにも驚いた。
それにこれはなんちゃって家族なのよ。
りっくんの言い方は陸斗が私を溺愛しているみたいじゃない。
その後ろに私と陸斗が座った。
他の親子がバスに乗り込む中、前の席に座ったりっくんとその友達の男の子が私たちの方を向いた。
「へ〜。りっくんのお母さん初めて見た!」
男の子が私を物珍しそうに見つめる。
「おはよう。りっくんと仲良くしてくれてありがとう」
ニコッと微笑むと、お友達の顔がほんのり赤くなるのがわかった。
あれ?どうかしたのかな?
すると2つの頭がさっと引っ込んだ。
「いいな〜りっくんのお母さんってすごく綺麗だね」
「でしょ?」
ひそひそ話をしている様だが丸聞こえだ。
するとまた二人がひょこっと顔を出した。
「でも、まゆりママはあげないよ。だって陸パパのものだもん!……ね〜?陸パパ」
りっくんのニヤリと笑った顔が陸斗にすごく似ていてびっくりしてしまう。
しかも年中さんの言う言葉とは思えないことをさらっといったことにも驚いた。
それにこれはなんちゃって家族なのよ。
りっくんの言い方は陸斗が私を溺愛しているみたいじゃない。