同じ人を好きになるなんて
私たちは保育園まで車で行くことにしたが、途中事故かなんかで渋滞にはまりいつもより10分遅れで保育園に着いた。
「すみません、遅れちゃって」
だが先生が驚いた様子で私たちを見る。
「あの……理人は?」
陸斗が先生に尋ねる。
「え?ご存知ないんですか?」
「なにが……ですか?」
「りっくん今日はお母さんがお迎えにいらしたんです」
「え?」
私と陸斗は顔を見合わせた。
「ちょっと待ってください。理人の母親は彼女ですが」
理人が説明すると先生はなんだ聞いにくそうに私をチラチラとみる。
「すみません。言い方を間違えてしまって……理人くんはその……本当のお母さんと帰られました。私はてっきりお二方には連絡済みだと思って」
本当のお母さん?
ってことはまさか陸斗の奥さん?
「すみません、遅れちゃって」
だが先生が驚いた様子で私たちを見る。
「あの……理人は?」
陸斗が先生に尋ねる。
「え?ご存知ないんですか?」
「なにが……ですか?」
「りっくん今日はお母さんがお迎えにいらしたんです」
「え?」
私と陸斗は顔を見合わせた。
「ちょっと待ってください。理人の母親は彼女ですが」
理人が説明すると先生はなんだ聞いにくそうに私をチラチラとみる。
「すみません。言い方を間違えてしまって……理人くんはその……本当のお母さんと帰られました。私はてっきりお二方には連絡済みだと思って」
本当のお母さん?
ってことはまさか陸斗の奥さん?