同じ人を好きになるなんて
「それは俺が聞きたいよ」
陸斗が声を荒げる。
「ママー。まゆりお姉ちゃんどこかに行っちゃうの?」
りっくんが凛子さんに尋ねた。
「大丈夫だよ。まゆりお姉ちゃんはどこにも行かないわよ。だって陸斗の大好きな人だもん。もう!せっかく会えるのを楽しみにしてたのに……どうせあんたがまゆりちゃんを不安にさせたんでしょ」
凛子さんが強い口調で陸斗を責める。
「はあ?そんなこと言ってないって。今朝だってラブラブだったよ。だから姉貴に紹介しようって……」
……え?
私はゆっくりと頭を上げた。
ちょっと待って……今私の聞き間違いじゃなければ「姉貴」って聞こえたんだけど?
陸斗はかなりあきれた様子で私を見ている。
凛子さんは満面の笑みを浮かべりっくんはいまにも泣きそうな顔をしている。
あれ?どうなってんの?
「凛子さんんて陸斗のお姉さん?」
震える声で尋ねると凛子さんはかなり驚いた様子で私ではなく陸斗を見てる。
「ちょっと……あんた、まゆりちゃんに私のこと何も言ってないの?」
「言ったよ!理人の母親で綱島凛子だって」
確かに聞いた。でももっと肝心なことは聞いていない。
凛子さんはかなりあきれた様子で大きなため息を吐いた。
「あんたが自分の姉だって言ってないからまゆりちゃん完全に勘違いしてるよ」
陸斗はハッとした顔で私を見たが私はわけがわからなくてその場に座り込んでしまった。
「まゆりお姉ちゃん!」
りっくんの心配する声以外何も聞こえなかった。
陸斗が声を荒げる。
「ママー。まゆりお姉ちゃんどこかに行っちゃうの?」
りっくんが凛子さんに尋ねた。
「大丈夫だよ。まゆりお姉ちゃんはどこにも行かないわよ。だって陸斗の大好きな人だもん。もう!せっかく会えるのを楽しみにしてたのに……どうせあんたがまゆりちゃんを不安にさせたんでしょ」
凛子さんが強い口調で陸斗を責める。
「はあ?そんなこと言ってないって。今朝だってラブラブだったよ。だから姉貴に紹介しようって……」
……え?
私はゆっくりと頭を上げた。
ちょっと待って……今私の聞き間違いじゃなければ「姉貴」って聞こえたんだけど?
陸斗はかなりあきれた様子で私を見ている。
凛子さんは満面の笑みを浮かべりっくんはいまにも泣きそうな顔をしている。
あれ?どうなってんの?
「凛子さんんて陸斗のお姉さん?」
震える声で尋ねると凛子さんはかなり驚いた様子で私ではなく陸斗を見てる。
「ちょっと……あんた、まゆりちゃんに私のこと何も言ってないの?」
「言ったよ!理人の母親で綱島凛子だって」
確かに聞いた。でももっと肝心なことは聞いていない。
凛子さんはかなりあきれた様子で大きなため息を吐いた。
「あんたが自分の姉だって言ってないからまゆりちゃん完全に勘違いしてるよ」
陸斗はハッとした顔で私を見たが私はわけがわからなくてその場に座り込んでしまった。
「まゆりお姉ちゃん!」
りっくんの心配する声以外何も聞こえなかった。