同じ人を好きになるなんて
だが凛子さんから意外なことを聞いた。
「実はまゆりちゃんのことは随分前から話だけは聞いてたのよ。だからよりを戻したって陸斗から聞いた時は本当にびっくりしたのよ」
何もかもが初耳で頷くだけで精一杯。
凛子さんは話を続けた。
「でも本当に理人と陸斗がお世話になりました。理人はまゆりちゃんが大好きで昨日もずっと理人からノロケ話を聞いてたのよ」
「の、ノロケ話ですか?」
すると凛子さんはニヤリと笑った。
「理人と毎日一緒にお風呂に入ってたそうね」
「あっ……はい」
「それを指くわえて陸斗が見てたと思うとウケる〜」
「ええ?」
私の顔が一気に火照る。
陸斗も顔を赤らめて否定すが、どうやらお姉さんには敵わないようだ。
すると凛子さんは急に姿勢を正した。
「せっかく二人が揃ってるから話すけど……理人を連れて行こうと思うの」
「どこへ?」
「パリに……」
私と陸斗は顔を見合わせた。
「実はまゆりちゃんのことは随分前から話だけは聞いてたのよ。だからよりを戻したって陸斗から聞いた時は本当にびっくりしたのよ」
何もかもが初耳で頷くだけで精一杯。
凛子さんは話を続けた。
「でも本当に理人と陸斗がお世話になりました。理人はまゆりちゃんが大好きで昨日もずっと理人からノロケ話を聞いてたのよ」
「の、ノロケ話ですか?」
すると凛子さんはニヤリと笑った。
「理人と毎日一緒にお風呂に入ってたそうね」
「あっ……はい」
「それを指くわえて陸斗が見てたと思うとウケる〜」
「ええ?」
私の顔が一気に火照る。
陸斗も顔を赤らめて否定すが、どうやらお姉さんには敵わないようだ。
すると凛子さんは急に姿勢を正した。
「せっかく二人が揃ってるから話すけど……理人を連れて行こうと思うの」
「どこへ?」
「パリに……」
私と陸斗は顔を見合わせた。