同じ人を好きになるなんて
何も答えない私に陸斗は小さなため息を漏らす。
「別に誰でもいいってわけじゃないんだよ。理人と合いそうなのはもちろんだけど……まゆりの作る料理は美味しいから」
どきっとした。
付き合っていた時、慣れないながらも陸斗のために料理を覚えた。
作れば作った数だけ「美味しい」って言ってくれるから私もついつい頑張ったけど、美味しいと言ってくれる人がいなくなってからは頑張ることを諦めた。
まさかまた誰かのために料理を作ることになるかもしれないとは……
しかもその相手が同じ人とは……これって神様のイタズラ?
頭の中はいろんな思いがうごめいていて何が一番いいのかわからなくなっていた。
するとお子様ランチを食べ終えてた理人くんが満足そうに私をみてニコッと笑った。
か、可愛い。
「理人食べたか?」
「うん。美味しかったよ」
すると陸斗が私をチラッと見て微笑んだかと思うと理人くんの頭を撫でた。
「そうか〜。でもこのお姉ちゃんも美味しいお子様ランチ作れるんだよ」
「ちょ、ちょっと勝手なこと言わ––」
「お姉ちゃん本当なの?」
理人くんが天使のような笑顔で尋ねる。
これは反則だ。こんなキラキラした瞳で見つめられたらノーとは言えないじゃない
「別に誰でもいいってわけじゃないんだよ。理人と合いそうなのはもちろんだけど……まゆりの作る料理は美味しいから」
どきっとした。
付き合っていた時、慣れないながらも陸斗のために料理を覚えた。
作れば作った数だけ「美味しい」って言ってくれるから私もついつい頑張ったけど、美味しいと言ってくれる人がいなくなってからは頑張ることを諦めた。
まさかまた誰かのために料理を作ることになるかもしれないとは……
しかもその相手が同じ人とは……これって神様のイタズラ?
頭の中はいろんな思いがうごめいていて何が一番いいのかわからなくなっていた。
するとお子様ランチを食べ終えてた理人くんが満足そうに私をみてニコッと笑った。
か、可愛い。
「理人食べたか?」
「うん。美味しかったよ」
すると陸斗が私をチラッと見て微笑んだかと思うと理人くんの頭を撫でた。
「そうか〜。でもこのお姉ちゃんも美味しいお子様ランチ作れるんだよ」
「ちょ、ちょっと勝手なこと言わ––」
「お姉ちゃん本当なの?」
理人くんが天使のような笑顔で尋ねる。
これは反則だ。こんなキラキラした瞳で見つめられたらノーとは言えないじゃない