同じ人を好きになるなんて
話題を変えようと、とりあえず今日のりっくんの様子を話した。
「やっぱり母親が恋しいんだな〜」
確かにそうかもしれないけど、私にはそれ以上に大変だった。
「あの……いつもあんな感じなの?」
「何が?」
「視線は痛いし、いきなり声かけられて本当に奥さんですか?ってなんども聞かれるし、よっぽっどモテるのね」
陸斗は箸を持ったまま黙って聞いていたが、再びご飯を食べる。
「声はかけられるけど挨拶程度だよ。それにおしゃべりするほど暇じゃないんでね」
「挨拶だけであんなに根掘り葉掘り聞かれるものなのかな?これがしばらく続くかと思うと憂鬱」
私は陸斗の真向かいに座るとため息を吐いた。
だが陸斗を見るとなんだか口元が緩んでいるように見える。
「でもいいんじゃない?」
「な、何が」
「みんなに質問されるぐらい羨ましがられてるんだろ?だったら堂々と俺の奥さんって顔してりゃいい」
は?何言っているの?
「やっぱり母親が恋しいんだな〜」
確かにそうかもしれないけど、私にはそれ以上に大変だった。
「あの……いつもあんな感じなの?」
「何が?」
「視線は痛いし、いきなり声かけられて本当に奥さんですか?ってなんども聞かれるし、よっぽっどモテるのね」
陸斗は箸を持ったまま黙って聞いていたが、再びご飯を食べる。
「声はかけられるけど挨拶程度だよ。それにおしゃべりするほど暇じゃないんでね」
「挨拶だけであんなに根掘り葉掘り聞かれるものなのかな?これがしばらく続くかと思うと憂鬱」
私は陸斗の真向かいに座るとため息を吐いた。
だが陸斗を見るとなんだか口元が緩んでいるように見える。
「でもいいんじゃない?」
「な、何が」
「みんなに質問されるぐらい羨ましがられてるんだろ?だったら堂々と俺の奥さんって顔してりゃいい」
は?何言っているの?