同じ人を好きになるなんて
思い出したくない過去
綱島陸斗
私が人生で初めて付き合った人。
出会いは私が大学2年の時。
偶然か必然か……今となってはよくわからない。
学食で友人とご飯を食べている時だった。
「あの教授の授業ってどうしてあんなに眠くなるんだろう〜」
前の講義は睡魔との戦いだった。
教授の話し方が強弱のない淡々とした話し方で、しかもゆっくり話すものだから
必ずと言っていいほど眠くなる。
だから講義の前に目がさめるようなタブレットを必ず食べるのだがこれが全く効果なし。
最近は講義の前にどのタブレットが一番効果があるかみんなで持ち寄っては交換するのがちょっとしたブームとなっていた。
だけど今のところこれというアイテムとは出会えていないのが現状だ。
今日は友人がコンビニで見つけた新商品を持ってきた。
黒い四角入れ物に赤字で商品名が書かれてて見るからに効き目のアリそうなパッケージにみんなの期待は高くなるばかり。
だが、残念なことに対した効果がないまま私たちはいつも通り睡魔との戦いに負けた。
「どうして瞼が重くなるのよ〜」
「ここまで来たら瞼にテープを貼るしかないじゃない?」
絶対人前ではできないアイデアに会話が弾んでいた。
私が人生で初めて付き合った人。
出会いは私が大学2年の時。
偶然か必然か……今となってはよくわからない。
学食で友人とご飯を食べている時だった。
「あの教授の授業ってどうしてあんなに眠くなるんだろう〜」
前の講義は睡魔との戦いだった。
教授の話し方が強弱のない淡々とした話し方で、しかもゆっくり話すものだから
必ずと言っていいほど眠くなる。
だから講義の前に目がさめるようなタブレットを必ず食べるのだがこれが全く効果なし。
最近は講義の前にどのタブレットが一番効果があるかみんなで持ち寄っては交換するのがちょっとしたブームとなっていた。
だけど今のところこれというアイテムとは出会えていないのが現状だ。
今日は友人がコンビニで見つけた新商品を持ってきた。
黒い四角入れ物に赤字で商品名が書かれてて見るからに効き目のアリそうなパッケージにみんなの期待は高くなるばかり。
だが、残念なことに対した効果がないまま私たちはいつも通り睡魔との戦いに負けた。
「どうして瞼が重くなるのよ〜」
「ここまで来たら瞼にテープを貼るしかないじゃない?」
絶対人前ではできないアイデアに会話が弾んでいた。