クールな騎士団長はママと赤ちゃんを一途に溺愛する
リカルドはリアナをベッドにそっと下ろした。
「大丈夫か?」
「はい。ごめんなさい大変な迷惑をかけてしまって」
「迷惑な訳がないだろう?」
リカルドは心外だとでも言うように、不満顔になる。
「でも……エルドラ王女との食事を邪魔してしまいました」
「それについては気にしなくていい。リアナが身ごもっていることは話してあるから、体調が優れないのも理解しているはずだ」
「……子供のこと、エルドラ王女に話されたのですか?」
まさか正直に話しているとは思わなかった。
ふたりの関係と、エルドラ王女の気持ちを想えば黙っているだろうと考えていたから。
「ああ。トリアに来る前に話した。そうでなければ離してくれそうになかったからな」
「離して?」
それ程いつも一緒にいたということなのだろう。
それは分かっていたはずなのに、リカルド本人の口から聞くと胸が痛んだ。
「大丈夫か?」
「はい。ごめんなさい大変な迷惑をかけてしまって」
「迷惑な訳がないだろう?」
リカルドは心外だとでも言うように、不満顔になる。
「でも……エルドラ王女との食事を邪魔してしまいました」
「それについては気にしなくていい。リアナが身ごもっていることは話してあるから、体調が優れないのも理解しているはずだ」
「……子供のこと、エルドラ王女に話されたのですか?」
まさか正直に話しているとは思わなかった。
ふたりの関係と、エルドラ王女の気持ちを想えば黙っているだろうと考えていたから。
「ああ。トリアに来る前に話した。そうでなければ離してくれそうになかったからな」
「離して?」
それ程いつも一緒にいたということなのだろう。
それは分かっていたはずなのに、リカルド本人の口から聞くと胸が痛んだ。