ロマンスの王子様
翌日、私はいつものメンバーと喫茶店に集まっていた。

メンバーが集まったのは、１回目にコラボカフェに出かけた時だ。

「ワッコさん、報告したの？」

ゲルちゃんがワッコさんに声をかけた。

ワッコさんが恋人に自分がオタクであることを打ち明けたと言うことで、私たちは集まったのだった。

「それで、どうだったの？」

ヤンヤンが早く続きを言ってくれと言わんばかりに急かしてきた。

「それがね…」

ワッコさんはそこで話を区切ると、
「受け入れてくれました！」
と、満面の笑みで言った。

そんな彼女の嬉しい報告に、
「よかったー！」

私たちは声をあげて喜んだ。

元カレのこともあったから心配で仕方がなかったけど、恋人はワッコさんがオタクだと言うことを理解してくれたみたいだ。
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