ロマンスの王子様
4・何がしたいのかわからない
あれから1週間が経った。
――俺のことが嫌いなのか?
いやいや、嫌っているのはあなたの方でしょ。
奥原さんに言われたその言葉が気になって仕方がない。
まるで私が奥原さんのことが嫌い――まあ、嫌いどころか大嫌いなんですけど――みたいな言い方だ。
でも奥原さんも奥原さんで、何でそんなことを聞いてきたのかな?
一通りの家事を終えて、大好きなアニメを見ようと思いながらキッチンで紅茶を淹れていたら、ジーンズのポケットに入れたスマートフォンが震えた。
手にとって確認をすると、
「ワッコさんからだ」
ワッコさんからメッセージが届いていたので、私は画面をタップした。
「おおっ!?」
彼女からのメッセージを読んだ私は思わず声をあげた。
――俺のことが嫌いなのか?
いやいや、嫌っているのはあなたの方でしょ。
奥原さんに言われたその言葉が気になって仕方がない。
まるで私が奥原さんのことが嫌い――まあ、嫌いどころか大嫌いなんですけど――みたいな言い方だ。
でも奥原さんも奥原さんで、何でそんなことを聞いてきたのかな?
一通りの家事を終えて、大好きなアニメを見ようと思いながらキッチンで紅茶を淹れていたら、ジーンズのポケットに入れたスマートフォンが震えた。
手にとって確認をすると、
「ワッコさんからだ」
ワッコさんからメッセージが届いていたので、私は画面をタップした。
「おおっ!?」
彼女からのメッセージを読んだ私は思わず声をあげた。