Match maker
「凄いなお前は」



【何がや】



「結局このマッチングだって成功した」



【まあ、そのために開発されたAIやからな】



「開発者はとことんすごいな」



【お前ら系やで】



「俺たち系?」



【そ、つまり…コミュニケーションが苦手なやつが作った】



「へえ」



【双木さんや】

(※作者注:実在しません)



「あー、あの」



【そ-、あの】



それなら昔、伝記学習漫画で読んだ。

歴史上の人物だ。



感謝だなそう思った。





「だけどコミュニケーションに特化したからといって、成功するとは限らないだろう?」



【AIに感情はない。人間は思ってない事とか真逆の行動とか、とにかく相手を前に変になる。そこを冷静に正せばうまく行くんやけど、そのさじ加減が俺らの腕。ちょっとは泳がせます】



「なんだか腑に落ちないが」



【今幸せか?実雅】



「ああ、もちろん」



【ならいいんちゃうか。(AI)、結果主義やから】



「そうだな」



少しづつ、SS0だけでなく彼女のゼロと合わせて



合体0として側に置くことが多くなった。



まぁ、俺の方はそんなに変わらないのだけれど。

< 173 / 187 >

この作品をシェア

pagetop