Match maker
第30話
手を繋ごうよ
「ロードバイク私も欲しいなぁ…」
「ああ、いいかもしれないね、だけどそろそろ寒くなるし、雅実寒くても出かける?」
「いいえ」
よくお見通しだ。
「暖かくなる頃には…そろそろ…子供の事も考えないといけないしね、妊娠したら暫く乗れないかな」
「あ、じゃあ…子供と3人乗りとか!?」
【こんなんかぁ?】
そう言って0が壁面に“昭和のアニメ”だというタイムボカンシリーズの3人乗りの自転車を映し出した。
………
「まぁ、こんなのか…な?」
「子供は一人とは限らないからね、単独の方がいいんじゃないかな」
冷静な実雅さんがそう言って
【単独で最初に乗るのはこれ】
今度は幼児用の三輪車が映し出され
可愛い男の子が乗っていた。
「わぁ!可愛い!!子供欲しくなっちゃうね」
そう言うと、実雅さんが気まずそうに言った
「……俺」
「オレ?」
三輪車の可愛い男の子を指差した。
【えぇ、今はこんな、なりましたー】
「えー!他にはないの!?他には!!やだ、可愛い、実ちゃーん!!」
そこから暫く実雅さんは静かに傍観し
私と0ちゃんで盛り上がった。
「ああ、いいかもしれないね、だけどそろそろ寒くなるし、雅実寒くても出かける?」
「いいえ」
よくお見通しだ。
「暖かくなる頃には…そろそろ…子供の事も考えないといけないしね、妊娠したら暫く乗れないかな」
「あ、じゃあ…子供と3人乗りとか!?」
【こんなんかぁ?】
そう言って0が壁面に“昭和のアニメ”だというタイムボカンシリーズの3人乗りの自転車を映し出した。
………
「まぁ、こんなのか…な?」
「子供は一人とは限らないからね、単独の方がいいんじゃないかな」
冷静な実雅さんがそう言って
【単独で最初に乗るのはこれ】
今度は幼児用の三輪車が映し出され
可愛い男の子が乗っていた。
「わぁ!可愛い!!子供欲しくなっちゃうね」
そう言うと、実雅さんが気まずそうに言った
「……俺」
「オレ?」
三輪車の可愛い男の子を指差した。
【えぇ、今はこんな、なりましたー】
「えー!他にはないの!?他には!!やだ、可愛い、実ちゃーん!!」
そこから暫く実雅さんは静かに傍観し
私と0ちゃんで盛り上がった。