Match maker
信じられない。

俺が?俺にSSが必要?

「俺のどこが…」

「分かってないとこ。ま、誕生日に届くから楽しみにしとき。」

そう言って、滅法中途半端な説明に、滅法中途半端に俺を誹謗すると母親は満足そうに背を向けた。

だけど、俺はこの後、滅法感謝することになる。SSの0に。

それは知るからだ。

俺に、難があると。

この頃には、まだ気づけなかった難に。

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