Match maker
0に彼女の居場所が聞きたくなっても忍耐に徹した。
恐らく、それは倫理的に問題だと教えて貰えない事は明白だ。
それから、数回…彼女に会う事は出来た。
相変わらず、機械相手に話す彼女を見ては
そんな彼女を真似てみたりした。
【なぁ、何してるん?】
「食事を摂っている。」
【知ってる。そっちちゃう。声、掛けたらええやん。彼女。】
「何の為にだ。」
【ひぃ!】
「何だ、気味悪い。」
【そうや、お前、だから、俺が必要なんやった。】
「お前、男なのか?」
【あほか、AIに性別ないわ。】
「“俺”と言うからだろう。」
【ちん○んついてませーん。】
「ゲホッ。お前の開発者の気が知れない。どうなっているんだ。」
【SSの醍醐味や。】
「コミュニケーション能力…か。」
【こればっかりは、遺伝ではなんともならん。実践あるのみや、声掛けて来い。】
「恋人のいる女性に?」
【AIとでも話す女やで、お前とも話すやろ。】
「……。」
【オイ!バッテリー切れたんか!フリーズか!昭和の生き残り《古いパソコン》かぁー!】
恐らく、それは倫理的に問題だと教えて貰えない事は明白だ。
それから、数回…彼女に会う事は出来た。
相変わらず、機械相手に話す彼女を見ては
そんな彼女を真似てみたりした。
【なぁ、何してるん?】
「食事を摂っている。」
【知ってる。そっちちゃう。声、掛けたらええやん。彼女。】
「何の為にだ。」
【ひぃ!】
「何だ、気味悪い。」
【そうや、お前、だから、俺が必要なんやった。】
「お前、男なのか?」
【あほか、AIに性別ないわ。】
「“俺”と言うからだろう。」
【ちん○んついてませーん。】
「ゲホッ。お前の開発者の気が知れない。どうなっているんだ。」
【SSの醍醐味や。】
「コミュニケーション能力…か。」
【こればっかりは、遺伝ではなんともならん。実践あるのみや、声掛けて来い。】
「恋人のいる女性に?」
【AIとでも話す女やで、お前とも話すやろ。】
「……。」
【オイ!バッテリー切れたんか!フリーズか!昭和の生き残り《古いパソコン》かぁー!】