好きになった子は陰陽師になった。-さくらの血契2-【一人称修正ver.】【完】
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朝。目が覚めると、のろのろとした動作で身体を起こしてから、枕元の二つのカゴを見た。
一つは式となった紅姫のもの。
もう一つは、変わらず私の傍にいてくれるるうちゃんのもの。
二基の仲は良好で、るうちゃんが私の右肩、紅姫が左肩によくいる。
両方とも重さを感じないから問題ないのだけど、触覚は有効なのか、しょうじきくすぐったい。
ぐっすり寝ている二基を見て、頬がゆるむ。可愛い……。
……紅姫が来た日に見た夢は、あの一度きりだ。
朝。目が覚めると、のろのろとした動作で身体を起こしてから、枕元の二つのカゴを見た。
一つは式となった紅姫のもの。
もう一つは、変わらず私の傍にいてくれるるうちゃんのもの。
二基の仲は良好で、るうちゃんが私の右肩、紅姫が左肩によくいる。
両方とも重さを感じないから問題ないのだけど、触覚は有効なのか、しょうじきくすぐったい。
ぐっすり寝ている二基を見て、頬がゆるむ。可愛い……。
……紅姫が来た日に見た夢は、あの一度きりだ。