君と再会できた奇跡
秘密

もしかして愛果?!

私、宮原愛果!
極々普通の高校3年生。
「あーいかっ!」
「みおちゃぁーん、助けてーっ」
「どうかしたの?」
「わたひのだぁいじぃなふぉんがじゅうっさぁつもきぃえたぁぁー(私の大事な本が10冊も消えた)」
「えっ!10冊も?!」
私がロッカーに入れていた大事な本が12冊中10冊も消えたんだ。
「そうなんだよぉ。どぉしたらいいと思う?」
「とにかくいろいろ試そう」
「うん!」
ない、ない。どこにもない。私の本。
気づいたら17時になっていた。
「水央、帰っていいよ。門限、17時半でしょ?」
「あっ!ほんとだ。じゃあねー」
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