君と再会できた奇跡
何故かふたりとも黙ってしまう。
しばらくの沈黙のあと、光が口を開いた。
「明日、映画見に行かねぇ?」
「へっ?」
「いや、チケット2枚あるし。愛果、映画嫌いだった?」
「嫌いじゃないよ。むしろ好き」
「そ。良かった」
「あのさ」
「ん?」
「告白ってOKしたほうがいいのかな…?」
勇気を振り絞って言う。
「自分が好きになった人だけでいいと思うよ」
「そうだよね」
「何の映画見たい?」
「何でもいいよ」
「じゃあ…君の名はとか?」
「そーしよ!」


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