君と再会できた奇跡
あぁ…
早く気づけば良かった。
俺があいつらと遊んだせいで
愛果は俺を避けはじめた。


愛果の家の合鍵は
もらっていたから開けた。
家の中は薄暗くて
愛果の泣く声だけが
家中にこだましている。


あれ?
愛果の母さんって働いてなかったよな?
なんで、いないんだ?

「愛果、居るんだろ」
俺はそっと呼びかけた。
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